企業が急成長フェーズに入ると、売上や案件数に比例して、契約・法務に関する業務が急増します。
「契約対応に追われ、現場も法務もパンク寸前」
「新規事業や海外展開を進めたいが、法務体制が追いつかない」
「法務ツールを導入したが、活用しきれていない」
こうした状況にある企業では、「人手を増やす」以外の選択肢として、法務コンサルティングの活用が有効です。
法務コンサルとは?
法務コンサルティングは、契約関連業務を中心とした法務領域の構造課題を整理し、継続的に回せる体制づくりを支援するサービスです。
具体的には以下のような支援を行います:
- 法務業務の棚卸しとボトルネック分析
- 業務フロー・判断基準・役割の整理と見直し
- 契約管理ツールやレビュー支援ツールの活用設計
- 手順書の整備や社内研修による業務の標準化・属人化防止
一時的な契約レビュー代行ではなく、法務組織全体の“仕組みそのもの”を整えることが目的です。
なぜ今、法務コンサルティングなのか?
従来の法務リソース強化は「人を増やす」「外注する」といった対処法が中心でした。しかし以下のような課題がつきまといます:
- 採用や育成には時間がかかる
- 外注だけでは社内にノウハウが残らない
- ツール導入も業務設計が伴わなければ効果が出ない
こうした中で、「今あるリソースで、業務そのものを進化させる」法務コンサルティングは、非常に合理的かつ持続可能な選択肢です。
法務コンサルティングができること(例)
ここでは、法務コンサルが取り組む典型的なテーマを簡潔にご紹介します。
課題 | 法務コンサルのアプローチ |
---|---|
契約書対応が属人化・非効率 | 業務フローの再設計と判断基準の明確化 |
ツールを入れたが機能していない | ツールと業務設計の整合性を再設計 |
新規事業や海外展開に対応できない | 経営・事業側と連動した法務体制設計 |
人手が足りないが採用は難しい | 内製体制を維持しながらの効率化支援 |
法務コンサルティングと法務アウトソーシングの違い
しばしば混同されがちですが、法務コンサルティングと法務アウトソーシングは目的も機能も異なります。
- 法務アウトソーシング:契約書レビューなどの“業務を外注する”サービス
- 法務コンサルティング:法務業務の“構造を見直し、再現性のある体制をつくる”サービス
急ぎの案件対応にはアウトソーシングが有効ですが、長期的には「仕組みで回す法務」を作るためには法務コンサルティングがおすすめです。
Strategy&Lawのアプローチ
弊社では、戦略コンサルティングと弁護士実務の経験を持つメンバーが在籍し、法務課題を“事業視点”で捉え直す支援を行っています。
「契約書レビューをどう効率化するか」だけでなく、
「この企業の成長にとって、どのような法務体制が必要か」から逆算して支援を設計します。
法務課題を今あるリソースだけで抱え込む必要はありません。まずはお気軽にお問い合わせください。