背景
建築関連会社A社では、事業が拡大する中で法務部門のリソース不足が深刻化していました。特に頭を悩ませていたのが法改正情報のキャッチアップと日英両言語での契約書レビューです。建築業界は十数種類の法令にまたがり、しかも年々改正が増える一方。さらに海外プロジェクトの増加で英文契約が一気に押し寄せ、日本語・英語ともに精通した法務人材の確保が追いつかない状況となり、継続的かつ専門的な外部支援を探していました。
課題
- 法令改正の調査負担が増加:A社の事業に関係する法令は10種以上にのぼり、それぞれの改正情報をタイムリーに把握し、社内展開するための調査・分析工数が不足していました。
- 日英両言語での契約実務:A社は国内外のクライアントと取引しており、日本語・英語双方での契約書レビュー体制が必要でした。しかし日本語・英語双方の契約書に精通する法務人材の確保は容易ではなく、課題となっていました。
ソリューション
弊社は弁護士資格を持つ代表がリードする法務アウトソーシング・パッケージを提案。月次レポート形式の「法改正モニタリング」と、「日英契約書レビュー/ドラフト作成」をワンストップで提供しました。
- 法改正モニタリング:A社に関連する10種以上の法令改正情報を月次で改正情報を収集・整理し、実務への影響を分析。内容の要点や社内対応事項などをまとめた実務視点のレポートを提供しています。
- 契約書レビュー支援:日本語・英語双方での契約書レビュー、修正案の提示、ドラフト作成を実施。A社の契約フローと整合する形で、即応性の高い契約体制を構築しました。
成果
- 改正法令対応の社内負荷を大幅軽減:法令改正調査をアウトソーシングすることで、社内リソースを削減しつつ、法的リスクを未然に防ぐ体制を構築できました。
- 契約書レビューの即応性と品質の向上:日英契約書のレビューに即応できる外部体制を構築したことで、業務の遅延を防止でき、法務プロセスの安定運用が可能になりました。
その法務課題、アウトソースで解決しませんか?
企業を取り巻く法制度は、近年ますます複雑化・多様化しています。業種や企業規模に関わらず、関連法令の数は増加傾向にあり、法改正の頻度も高まっているのが現状です。
これらに対応するためには、改正法令の情報収集・業務影響の判断・契約書への反映といった工程が必要になりますが、多くの企業にとってそれを社内の限られたリソースだけで担うのは困難です。
弊社では、法務のアウトソーシング支援業務を提供しております。貴社の業種・事業フェーズに応じた最適な支援内容をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。